【5月2日 AFP】米フロリダ州議会下院は1日、教師が銃を携行することを認める法案を可決した。ただ学校銃撃対策としての有効性は立証されておらず、議論を巻き起こしている。

 同州では昨年2月、パークランド(Parkland)の高校で銃乱射事件が発生し、17人が犠牲になった。法案の目的は、このような銃乱射事件を予防することにある。

 同案は先に州議会上院でも可決されており、次は共和党のロン・デサンティス(Ron DeSantis)知事に提出される。

 同法では、144時間の講習を修了した教師に、学校構内での任意での銃携行が認められる。法案の支持者らは、教師が武装していれば、学校銃撃の際の犠牲者を減らし得ると主張している。

 一方反対派は、教師は教育と同時に事実上警備を担うことになり、教師が事故を起こす、または学校襲撃の発生時に警察が教師を襲撃犯と誤認するといった危険性に懸念を示している。 (c)AFP