【5月3日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)は2日、準決勝第1戦が各地で行われ、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)とチェルシー(Chelsea)は1-1で引き分けた。

 敵地コメルツバンク・アリーナ・スタジアム(Commerzbank Arena Stadium)に乗り込んだチェルシーは、ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)が勝負を左右する可能性もあるアウェーゴールを決めて、わずかながらリードを奪った。

 23分にフランクフルトは、フィリップ・コスティッチ(Filip Kostic)の低いクロスから、ルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)が頭ですらせながらファーポストにシュートを流し込み、先制に成功した。それでもチェルシーはハーフタイムを前に、ペドロが同点弾を決めた。

 本拠地のファンからの声援を受けた恐れを知らない格下のフランクフルトは、前半はチェルシーを驚かせたが、後半は試合の主導権を譲った。

 それでも、厳しい後半を乗り切って同点で試合を終えたフランクフルトは、9日に敵地英ロンドンで行われる第2戦を良い状況で迎えられることになった。

 試合後、チェルシーのマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、エデン・アザール(Eden Hazard)をベンチに置いた自身の決断を擁護し、先発落ちについては、休ませる以外に選択肢がなかったと語った。

「エデンは10試合連続出場していたから、ベンチに入った。一人の選手が1シーズンで70から75試合出場するのは不可能だ。時には休養も、少なくともフル出場しないことも必要になる」

 今季、イングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2018-19)決勝でマンチェスター・シティ(Manchester City)に敗れているチェルシーのサッリ監督はまた、「決勝に進みたいし、今回こそは勝ちたい」とし、「3か月前は問題を抱えていた。今は、リーグ4位につけて、(ヨーロッパリーグの)準決勝に進んでいる。トロフィーを手にするに値する」と、続けた。(c)AFP