【5月2日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、アイルトン・セナ(Ayrton Senna)氏の没後25年を迎えた1日、同氏の母国ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)にあるインテルラゴス・サーキット(Interlagos Circuit)で「セナの日」と称した追悼イベントが行われた。

 セナ氏が栄冠に輝いたこともあるブラジルGP(Brazilian Grand Prix)の舞台で開催されたイベントで、訪れたファンは同氏のゆかりの品々をはじめ、過去の優勝が再現されたレースシュミレーターなどを楽しんだ。

 この日、サーキットで行われたカートレースで走行した男性は「彼は最大のヒーローだった。僕が10歳の時に死んでしまったが、今でもトラックでは彼のスタイルをまねるんだ」と話した。

 セナ氏は1994年5月1日、伊イモーラ(Imola)で行われたサンマリノGP(San Marino Grand Prix)でクラッシュし、わずか34歳で帰らぬ人となった。GP通算41勝を記録した輝かしいキャリアでは、フランスのアラン・プロスト(Alain Prost)氏と歴史に残るライバル争いを演じ、F1の黄金時代を築いた。(c)AFP