【5月1日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のC・C・サバシア(C.C. Sabathia)が30日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)戦に先発登板し、史上17人目となる通算3000奪三振を達成した。

 大記録まであと3三振と迫ってこの日を迎えた38歳のサバシアは2回、先頭から2者連続三振に切って取ると、続くウィルマー・フローレス(Wilmer Flores)に本塁打を浴びたが、後続のジョン・ライアン・マーフィー(John Ryan Murphy)からチェンジアップで三振を奪い、新たな金字塔を打ち立てた。

 ヤンキースのゲーリー・サンチェス(Gary Sanchez)捕手はガッツポーズを見せるとボールをしっかりとつかみ、ヤンキースのチームメートやコーチらは、ダッグアウトから飛び出してサバシアを祝福。一方のダイヤモンドバックスの選手もベンチから拍手を送り、サバシアは帽子を取ってファンの声援に応えた。

 左腕による達成は、4875奪三振のランディ・ジョンソン(Randy Johnson)氏、4136奪三振のスティーブ・カールトン(Steve Carlton)氏に続きサバシアが3人目。MLBで3000奪三振の記録が生まれるのは、2008年のジョン・スモルツ(John Smoltz)氏以来となる。

 サバシアはこの試合で五つの三振を奪ったものの本塁打1本を含む5安打を許し、ダイヤモンドバックスに1-3とリードされた6回裏、1死一二塁の場面で降板した。(c)AFP