【5月1日 AFP】(更新)ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領は30日、野党指導者のフアン・グアイド(Juan Guaido)国会議長を支持する一部兵士たちによるクーデターを「鎮圧した」と宣言した。

 マドゥロ氏はテレビとラジオで放送された演説で、兵士らの蜂起を「反乱首謀者たちによる小競り合い」だと切り捨て、「暴動を拡大させようとした少人数の兵士集団」を軍が鎮圧したとたたえた。続けて、蜂起に関わった兵士らが「罰を免れることはない」と話し、「憲法と法の支配、平和への権利を侵害したこの重罪に対して(検察が)刑事訴追に乗り出すだろう」と述べた。

 また、この蜂起の最中にマドゥロ氏がキューバへの亡命を試みていたとするマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官の談話についてはこれを否定し、「ポンペオ氏は、私がキューバ行きの飛行機を用意していたのにロシアによって出国を阻止されたと語った。ポンペオ氏よ、勘弁してほしい、全くの冗談だ」と述べた。(c)AFP