【5月1日 AFP】今年3月に現役を引退したイチロー(Ichiro Suzuki)氏が、米大リーグ(MLB)のシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)と傘下の3Aタコマ・レイニアーズ(Tacoma Rainiers)でチームのインストラクターに就任することが30日に発表された。

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 イチロー氏は、3月に行われたオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)との日本開催の開幕シリーズを最後に現役引退を表明していたが、今回新たな役割を担うことになった。

 球団の発表によれば、インストラクターとしてのイチロー氏の仕事は「主に外野の守備と走塁、そして打撃コーチと共に打撃面」を指導することで、2018年に就任した会長付特別補佐の肩書は変わらないという。

 2001年から参戦し、3月にキャリアに幕を下ろしたMLBで、イチロー氏は数々の記録を打ち立て、米国外出身選手では最多となる3089安打を記録した他、2004年にはジョージ・シスラー(George Sisler)氏の記録を84年ぶりに更新するシーズン最多262安打を放った。(c)AFP