【5月1日 AFP】サッカー元チェコ代表DFで、イタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)やイングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)などでプレーしたトマス・レプカ(Tomas Repka)被告(45)に30日、横領罪で懲役2年の判決が言い渡された。

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 2016年12月にリースしていたメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)の車を120万コルナ(約580万円)で売却したことで罪に問われたレプカ被告に対し、この日の控訴審では一審の懲役15月よりも重い懲役2年の判決が下された。通常、同様の罪を犯した場合は最低2年の懲役刑が下されるため、裁判長はレプカ被告にそれを下回る刑を科す理由はないと述べている。

 昨年には、元妻の写真と電話番号を載せて売春の広告を出し、懲役6月の判決を受けていたが、この刑は後に公共サービスでの社会奉仕活動に変更された。また2015年と2016年には飲酒運転で執行猶予判決を受けたほか、元妻への慰謝料の支払いを怠ったとして奉仕活動への参加を言い渡された。

 レプカ被告は1993年から2001年までチェコ代表として46試合に出場したが、現役時代にはレッドカードを何枚も提示されている。(c)AFP