【5月1日 AFP】18-19フランス・リーグ1は30日、第34節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はモンペリエ(Montpellier HSC)に2-3で敗れた。3日前のフランス杯(French Cup 2018-19)決勝で、まさかの準優勝に終わったPSGはこの日も2度のリードを守り切れず、またしても黒星を喫した。

 敵地で先制したPSGだったが、プレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)のオウンゴールでモンペリエに追いつかれた。その後、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)のゴールで一時は勝ち越しに成功したが、アンディ・デロー(Andy Delort)に同点弾を決められると、85分にペナルティーエリアの端でレアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)がボールを失い、最後はスレイマネ・カマラ(Souleymane Camara)に決勝点を許した。

 PSGは1週間前にここ7シーズンで6度目のリーグ優勝を決めたばかりだが、リーグ戦における直近5試合の成績は1勝3敗1分けとなっている。

 PSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、「個人レベルのミスが多かった。それも大きなミスだった」と嘆いた。「こうした状態では、非常に強力で、守備の面でアグレッシブなモンペリエのホームで勝利することは難しい」

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)での屈辱的な敗退に続き、国内でも不調だったため去就に疑問を投げかけられていたトゥヘル監督には、今回の黒星によりさらなる重圧がかかることになった。

 27日に行われたフランス杯の決勝で、PSGは2点のリードをふいにし、PK戦の末にレンヌ(Stade Rennes FC)に敗れた。

 この試合ではキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が退場になり、表彰式ではネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がメダルを受け取りに行こうとした際、やじを飛ばしていたファンを殴打する出来事があった。ネイマールは後に謝罪している。(c)AFP