【4月30日 AFP】米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナル(Marriott International)は29日、エアビーアンドビー(Airbnb)などが提供する民泊仲介サービスに参入し、高級住宅を貸し出すオンラインサービスを開始すると発表した。

 同社発表によると、来週開始予定のサービス「Homes & Villas」では、米国や欧州、カリブ海諸国、中南米地域にある約2000の高級住宅をレンタルできる。

 利用客は米カリフォルニア州のワイン生産地にある寝室4室付きの小別荘や、伊ソレント(Sorrento)の海岸沿いに位置する寝室6室の別荘、アイルランドにある私有の湖付きの18世紀の城などに宿泊することが可能。サービスでたまったポイントを、次の予約の際に利用することもできるという。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、「シェラトン(Sheraton)」や「リッツ・カールトン(Ritz-Carlton)」などのブランドを有する同社は、民泊仲介サービスに進出するホテルグループとしては初。ライバル企業の「ヒルトン・ワールドワイド(Hilton Worldwide)」や「ハイアットホテル&リゾート(Hyatt Hotels and Resorts)」も民泊事業の参入に向けて乗り出しているという。(c)AFP