【4月30日 AFP】韓国の電機大手サムスン電子(Samsung Electronics)が30日に発表した2019年1~3月期の決算報告によると、営業利益は6兆2000億ウォン(約6000億円)で前年同期比60.2%減少した。半導体市場の軟化と他社との競争激化が影響した。

 売上高は、52兆4000億ウォン(約5兆210億円)で同13.5%減。純利益は56.9%減の5兆400億ウォン(約4830億円)で、2016年第3四半期以来最低だった。

 韓国は今月初め、第5世代(5G)移動通信網の携帯電話向けサービスを世界で初めて全国規模で開始。これに続いてサムスンは、最上位機種となる5G対応のスマートフォン「S10」を発売した。

 一方、先週は発売を予定していた折り畳み式スマートフォンで、レビュー用端末の画面が利用開始後数日で破損したという報告が複数寄せられ、サムスンは発売延期を決定した。(c)AFP