【4月30日 AFP】ドイツサッカー連盟(DFB)は29日、前週末に行われたドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke04)戦で退場処分になったボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のマルコ・ロイス(Marco Reus)に、2試合の出場停止処分を科したと発表した。

 首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を2ポイント差で追いかける2位ドルトムントは、今回の決定によりヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)とのアウェーゲーム、フォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)とのホームゲームでロイスを欠くことになった。

 ロイスはボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)との最終節で復帰する予定だが、それまでに優勝争いの決着がついている可能性がある。

 ドルトムントの主将ロイスは、2-4で敗れたシャルケとのダービーで、スアト・セルダル(Suat Serdar)にスパイクの裏を見せてタックルをし、一発退場となった。

 またこの一戦で、ロイスと同様にセルダルに危険なタックルをして退場になったマリウス・ヴォルフ(Marius Wolf)には、3試合の出場停止処分が下された。

 ヴォルフにより厳しい処分が科された理由は、ロイスとは異なり「ボールに届く可能性がないタックル」だったからだとDFBは説明している。

 ドルトムントが黒星を喫した翌日、バイエルンは敵地でニュルンベルク(1. FC Nuremberg)と引き分け、ライバルとの差を4ポイントに広げるチャンスを逃した。(c)AFP