【4月30日 AFP】(写真追加)米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で大規模テロ攻撃を企てた疑いで、米陸軍退役軍人の男が逮捕された。男はニュージーランドのクライストチャーチ(Christchurch)で先月15日に発生した銃乱射事件の報復として犯行を計画していたとされる。米当局が29日、発表した。

 逮捕されたのはマーク・スティーブン・ドミンゴ(Mark Steven Domingo)容疑者(26)。当局によると、アフガニスタンでの戦闘経験があり、イスラム教徒を自称している。同容疑者は、先週末にロングビーチ(Long Beach)で開催された白人ナショナリストの集会で、多数の死傷者を出すことを目的として即席爆発装置(IED)の起爆を企てたとして、連邦法に基づいたテロ関連の罪で訴追された。

 同容疑者は26日、本物の爆弾だと思い込んでいた装置をおとり捜査官から受け取った後、身柄を拘束された。裁判所文書によると、ドミンゴ容疑者はインターネット上の投稿や連邦捜査局(FBI)の情報提供者とのやりとりで、イスラム教徒に対する攻撃への報復として、暴力事件の実行と殉教への支持を表明していたとされる。(c)AFP