【4月29日 AFP】28日に行われた18-19フランス・リーグ1の一戦で、同国史上初めて女性の主審が1部リーグの試合を裁いた。本人は「非常に誇らしかった」と第一人者になった感想を口にしている。

 試合を担当したのは35歳のステファニー・フラパール(Stephanie Frappart)主審で、2014年からリーグ2(2部)の審判を務めてきた同主審は、6月に開幕する女子W杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)の審判団が「最高の準備を整えられるように」というフランスサッカー連盟(FFF)の意向でリーグ1の主審に起用された。

 担当したアミアン(Amiens SC)対ストラスブール(RC Strasbourg)戦が0-0のスコアレスドローに終わった後、フラパール主審は「非常に誇らしい気分」「思っていたことが何とかできたと思うし、リーグ1にふさわしい試合裁きを見せられたはず」「とても良い試合だった。どちらのチームにも、ドゥ(2部)時代、あるいはナシオナル(3部)時代から知っている選手が多かった」とコメントした。

 欧州の主要リーグで女性主審起用の先陣を切ったのはドイツ・ブンデスリーガ1部で、2017年9月にビビアナ・シュタインハウス(Bibiana Steinhaus)主審がヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)対ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)の試合を担当している。(c)AFP