【4月29日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)にドラフトで指名された大学選手が、その数時間後に銃撃されて負傷する事件が28日未明に起こった。別の大学のチームメートは命を落とした。

 事件に遭ったのは、27日のドラフトでジャイアンツに6巡目、全体180番目でピックされたウォッシュバーン大学(Washburn University)のCBコーリー・バレンタイン(Corey Ballentine)さん。

 大学の学長によれば、事件はカンザス州の州都トピカ(Topeka)のキャンパス外で起こり、バレンタインさんは全快が見込めるとのことだが、別のアメフト部の3年生ドウェイン・シモンズ(Dwane Simmons)さんは命を落としたという。学長は「来るドウェインのウォッシュバーンでの新年度、そしてコーリーのプロキャリアのスタートを楽しみに待つべき日が、このような形で終わったのは悲劇だ」と話した。

 ジャイアンツもコメントを発表し、「われわれも今回の悲劇的な状況について把握しており、引き続き情報を集めていく。本人と話をすることができ、彼は病院で快方に向かっている」「われわれの思いはドウェイン・シモンズのご家族と友人、チームメート、そしてウォッシュバーンのコミュニティーと共にある」と述べた。(c)AFP