【4月28日 AFP】サッカーフランス杯(French Cup 2018-19)は27日、決勝が行われ、レンヌ(Stade Rennes FC)と対戦したパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は両チーム2-2で迎えたPK戦に5-6で敗れ、タイトル獲得を逃した。

 リーグ優勝を決めているPSGは、ダニエウ・アウベス(Daniel Alves)と復帰したネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のゴールで前半中盤までに2点を先行し、国内2冠を決定づけたかにみえたが、レンヌもプレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)のオウンゴールとメシェル(Edson Andre Sitoe'Mexer')のヘディングで66分までに同点に追いつき、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領も観戦に訪れたスリリングな決勝は延長戦にもつれ込んだ。

 するとPK決着が見え始めた118分、この日フラストレーションをためていたキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が相手の膝にスパイクを入れる危険なタックルで一発レッドカードを宣告された。エムバペには追加の出場停止処分が科される可能性もある。

 そして最後にエムバペを失ったPSGは、迎えたPK戦でクリストファー・ヌクンク(Christopher Nkunku)がキックを上に外し、目指していた大会5連覇を逃した。これで今季のチームは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)でベスト16敗退となっただけでなく、国内2冠も逃す結果に終わっている。

 PSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督はエムバペについて、「きのう筋肉系の小さな負傷があって、早めに練習を切り上げて病院で検査を受けていた。もしかしたらそのことが頭にあったのかもしれない」「自信を失い、自由を感じられずにいるのが見ていて分かった。最後のレッドは本来の彼ではない」とコメントした。

 ネイマールは「悲しい」「本調子ではなかったが、それを嘆いたところでどうしようもない。自分たちにはどうすることもできない」とコメントした。

 一方、見事な逆転優勝を飾ったレンヌはファンも含めて喜びを爆発させた。高級品の販売で財を成した国内有数の富豪、フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)氏をオーナーに持ちながら、これまでタイトルにほとんど縁のなかったレンヌだが、これで1971年のフランス杯以来、約50年ぶりのタイトルを獲得し、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)の出場権も手に入れた。(c)AFP