【4月27日 AFP】ラグビー元フランス代表主将のラファエル・イバネス(Raphael Ibanez)氏が、2019年W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)の終了後に、フランス・ラグビー連盟(FFR)のマネジャーに就任することが26日に判明した。

 46歳のイバネス氏はAFPの取材に対して、FFRのベルナール・ラポルト(Bernard Laporte)会長からこのポストを打診され、「私はマネジャーの仕事にイエスと答えた」と明かした。

 イバネス氏は現在、フランスのテレビ局でラグビー解説者を務めており、仕事の内容は国内リーグのクラブや代表選手、そして関係者のまとめ役になるという。

 母国代表のHOとして98キャップを記録したイバネス氏は、5か国対抗戦時代も含めてシックスネーションズ(Six Nations Rugby)で4度の優勝を経験しており、オーストラリアが優勝した1999年のW杯では代表メンバーとして決勝進出を果たした。

 マネジャーに就任する前に、イバネス氏はニュージーランドのクラブで短期間のみコーチ陣に加わる予定となっている。

 また、W杯終了後に代表指揮官を退任するジャック・ブリュネル(Jacques Brunel)ヘッドコーチ(HC)の後任として、こちらも元同国主将代表のファビアン・ガルティエ(Fabien Galthie)氏の名前が挙がっている。

 50歳のガルティエ氏は、現役時代に母国代表のSHとして64キャップを記録。報道によると、同氏は9月20日に開幕するW杯に備えてブリュネルHCの補佐を務めることになっており、母国開催となる2023年のW杯まで代表指揮官として契約する見通しだという。

 ガルティエ氏はフランスリーグ・トップ14の指揮官として、スタッド・フランセ(Stade Francais)やモンペリエ(Montpellier Herault Rugby)、RCトゥーロン(RC Toulon)を率いた経歴を持っている。(c)AFP