リバプールが暫定首位に、フィルミーノ負傷欠場も5発快勝
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【4月27日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは26日、第36節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)を5-0で下し暫定首位に立った。しかし、リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は試合後、この日欠場したロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が脚の付け根の筋肉を痛めていると明かした。
フィルミーノは今週行われた練習中に負傷。マンチェスター・シティ(Manchester City)とリーグ優勝争いを演じ、FCバルセロナ(FC Barcelona)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)準決勝も控えるリバプールにとって暗いニュースとなった。
クロップ監督はブラジル代表FWの早期復帰を楽観しており、「きのうは普通にトレーニングをしていたが、練習後に非常に小さな筋肉が少し裂けていた」と語った。
「『裂ける』という言葉は別として状況はすべてにおいてポジティブだが、問題を抱えているのはボビー(フィルミーノ)だ。彼は恐らく水曜日(来月1日に控えるバルセロナとのCL準決勝第1戦)に間に合うだろう。彼についてのことなので現時点では分からない。出る可能性の方が高いだろう」 「(フィルミーノのけがは)悪いニュースの中では最も良い部類だが、今夜彼がプレーできなかったのは残念だった」
比較的軽いけがと診断されたものの、クロップ監督は選手層が充実していなければシーズンの大事な局面を乗り切る余裕はあまりない。
リバプールは試合開始15秒でナビ・ケイタ(Naby Keita)がクラブ史上最速となるゴールを決めて先制すると、その後モハメド・サラー(Mohamed Salah)とサディオ・マネ(Sadio Mane)がともに2得点を挙げて合計5点を奪った。リバプールは28日にバーンリーFC(Burnley FC)とのアウェー戦を控えるシティに、暫定で2ポイント差をつけている。
この結果リバプールは勝ち点を91に伸ばした。同勝ち点を獲得したチームは、イングランド1部リーグ119シーズンの歴史の中で105回優勝している。しかし、優勝の命運を握っているのはシティであり、リバプールは残り2試合で勝ち点を97に伸ばしても2位で終える可能性がある。
クロップ監督は「われわれは勝ち点を97にすることができる。それを目指そうではないか。そのあとは見守るしかない」「まだ歴史の真っただ中にいる。われわれは自分たち自身の歴史を作りたいと言ってきたし、選手は傑出している。それが現在この場所にいる理由だ。続けていこうではないか」。(c)AFP/Ian WHITTELL