【4月26日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は25日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)について、日本企業は英国を欧州市場への玄関口として利用してきており、事業継続のためには秩序が必要であるとして、「合意なき離脱」は何としてでも回避する必要があるとの見解を示した。

 ベルギーの首都ブリュッセルを訪問した安倍首相は、欧州理事会(European Council)のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)常任議長(EU大統領)と欧州委員会(European Commission)のジャンクロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)委員長との共同記者会見を実施。

 安倍首相は、日本企業がEU加盟国としての英国に多額の投資を行ってきたことから、秩序ある離脱が必要だとし、日本企業は法的安定性と透明性を必要としていると述べた。(c)AFP/Lachlan CARMICHAEL