【4月26日 Xinhua News】中国移動(成都)産業研究院は24日、記者会見を行い、成都で第5世代移動通信(5G)ネットワークを中核とするドローンネットワーク、クラウド、終端、セキュリティーおよび応用のエンドツーエンド(E2E)システムソリューションを発表した。40のドローン業界応用ソリューションをカバーするという。

 発表によると、これらのソリューションは主に森林防火、都市安全監視、農林牧畜、緊急通信、遠隔測量・地図作成、高層(ビル)消防、送電線検査の八つのドローン応用シナリオをめぐって、5Gセルラーネットワークを中核に据え、関連サービスを提供するもの。

 ドローン飛行において地上システムとの双方向通信を担うデータリンクはその多くが無線に頼っている。しかし、無線は周波数の規制が多く、通信が干渉を受けやすい。一方、5Gセルラーネットワークは信頼性が高く、時間遅延が少なく、帯域幅が大きく、無線を代替することができる。

 中国移動(成都)産業研究院の蘇郁(Su Yu)博士は、この成果はドローンの応用分野を広げるのに役立てることができ、今後の応用価値のさらなる模索にとって重要な意義を持つと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News