【4月25日 AFP】南アフリカで、豪雨に伴う洪水が発生し、24日発表の最新情報によると、これまでに51人が死亡、1000人以上が避難を余儀なくされているという。シリル・ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領が空路で被災地入りした。

 豪雨に見舞われたのは同国南東部。クワズールー・ナタール(KwaZulu-Natal)州と東ケープ(Eastern Cape)州では住宅が倒壊し、インフラも大きな被害を受けた。

 エジプトで開催されていた、リビアおよびスーダンの危機について話し合うアフリカ連合(AU)の緊急会合に出席中だったラマポーザ大統領は、帰国後に被災地ダーバン(Durban)のアマンジムトティ(Amanzimtoti)地区を訪問。クワズールー・ナタール州の北にある自由(Free State)州についても、続く豪雨で「危険な状況」が生じているとして懸念を示した。

 南アフリカ気象局(SAWS)は、さらなる暴風雨で低地の橋や道路に被害が及ぶ恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。(c)AFP