【4月27日 Xinhua News】中国の大手モバイル通信事業者の一つ、中国聯通集団(チャイナ・ユニコム、China Unicom)は23日、新しい5Gブランドと「7+33+n」5Gネットワーク配置計画を発表した。北京市、上海市、広州市(Guangzhou)、深圳市(Shenzhen)、南京市(Nanjing)、杭州市(Hangzhou)、雄安(Xiongan)新区の7カ所の市街区をカバーする5G試験ネットワークを配置し、国内33都市で5Gホットスポット地域カバーを実現。複数の都市で5Gネットをカスタマイズ化し、さまざまな業種の5G利用シーンを構築、5G利用のインキュベーションと産業高度化を後押しする。

 中国聯通の王暁初(Wang Xiaochu)董事長は同日の2019上海5Gイノベーション発展サミット・中国聯通グローバル産業チェーン協力パートナー大会で次のように述べた。5G時代はすべてのものを結びつけるまったく新しい時代で、中国聯通は国家の統一配置に従い、産業チェーン各方面と手を携えて、5G新ネットワーク構築に力を入れ、5Gの発展をネットワーク面から力強くサポートし、保証する。

 上海市政府は同日、中国聯通と5Gネットワーク構築とイノベーション応用を深め、新世代情報インフラ整備を進める戦略協力枠組み取り決めに調印した。取り決めによると、中国聯通は上海の新世代情報インフラ整備を契機とし、都市光ファイバーブロードバンド網と高速モバイル通信網の能力レベルを高め、5Gネットとスマート応用を各分野に浸透させる。2021年までに中国聯通は上海市に150億元(1元=約17円)を投資し、「ダブル・ギガ級ブロードバンド都市」を築く。

 中国聯通は今回、5G機能を備えた華為技術(ファーウェイ、Huawei)、中興通訊(ZTE)、OPPO、vivo、小米集団(シャオミ、Xiaomi)などのブランドの6種類の携帯端末を発表した。今後、携帯メーカー、ブランド業者9社と「5G端末イノベーション研究開発センター」を設立する。また仲介業者と「5G友好体験センター」を共同で設立し、消費者が5Gネットの便利さや実益をより迅速に体験できるようにする。(c)Xinhua News/AFPBB News