【4月25日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2019)は24日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、第1セットを落としながらも6-7(7-9)、6-4、6-2でレオナルド・メイヤー(Leonardo Mayer、アルゼンチン)から逆転勝ちを収め、3回戦に進出した。

 大会史上最多12回目の優勝を目指すナダルは、全仏オープンテニス(French Open 2019)の開幕を来月に控える中、思わぬ敗戦を免れるべく懸命なプレーを余儀なくされた。

 前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2019)準決勝でファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)に敗れたこともあり、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で通算12度目の優勝を狙うナダルにとってこの逆転劇は安心感をもたらすものになった。

 ナダルは「厳しいスタートだった。きょうは感覚が消えていた。とにかくやり続けて勝つすべを見いだした」とすると、「彼(メイヤー)はしっかり戦っていたけれど、自分のプレーは良くなかったと思う。大会に残るために頑張るしかなかった」と語った。

 準々決勝進出を懸けた次戦は、同胞のダビド・フェレール(David Ferrer)と対戦。直近4試合の直接対決では、ナダルが全勝を飾っており、通算戦績も25勝6敗としている。

 フェレールとの対戦についてナダルは「友人ということもあるし、ダビドとの対戦は一筋縄ではいかない。厳しい試合になると思う」とコメントしている。(c)AFP