【4月25日 AFP】英スコットランド行政府のニコラ・スタージョン(Nicola Sturgeon)首相は24日、英国からのスコットランド独立の是非を問う住民投票を2021年までに再度実施することを目指し、その第一段階として同行政府が「間もなく」関連法案を提出すると明らかにした。

 スコットランド民族党の(SNP)党首を務めるスタージョン氏は、エディンバラで議員らに対し「われわれは、いかなる国民投票に対しても適用される規則を定める法案を間もなく提出する」と表明。2019年末までに法案の合意を目指す考えを示した。

 スコットランド行政府は2021年5月の次期自治議会選の前に、英国からの「独立に関する選択肢を住民に与える」ことを目指している。

 2014年にスコットランドで英国からの独立の是非を問う住民投票が実施された際には、英国への残留賛成が55%となり、反対の45%を上回った。だが2016年、英国での国民投票により欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット、Brexit)が決定したことを受け、独立支持派の間で住民投票の再実施を求める声が高まっていた。(c)AFP/James PHEBY