【4月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は23日、マンチェスター・シティ(Manchester City)との間に明確な実力差がある中、チームには来季のリーグ戦で優勝争いをする能力はないとの見解を示した。

 24日、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)にシティを迎えるユナイテッドは、スールシャール監督の就任当初こそリーグ戦の12試合で無敗を続けていたが、現在は前年王者のシティに22ポイント差、首位のリバプール(Liverpool FC)に24ポイント差をつけられている。

 前週末、エバートン(Everton)に0-4と大敗したユナイテッドは、これで直近のリーグ戦5試合で3敗目となった。

 この日、チームに来季優勝争いをする力があると思うかと問われたスールシャール監督は「それ(優勝争い)ができるだけの安定感があるとは思わない」とコメントし、あせらないよう求めた。

「ここ18試合だけ見れば、われわれはシティやリバプールにもそれほど離されていないが、順位は1シーズンを通しての成績で決まる」「われわれが結果を残しているのはシーズンの半分。様子を見てみよう。あり得ないとは決して言えない」

 ユナイテッドが2013年を最後にリーグ優勝から遠ざかる中、スールシャール監督は「物事が一晩で起きるなんてことは期待できないし、それをわれわれは理解している。物事は時間をかけて徐々に起こる。クラブとして地に足をつけ、着実に進めていかなければならない」と続けた。

「10人の選手を入れ替えたり、新戦力を10人獲得したりするということではない。ゆっくりと、しかし確実に進める必要がある」「われわれが望む場所に戻るには、質や個性、基準が適切でなければならない」 (c)AFP/Ian WHITTELL