【4月24日 東方新報】華為技術(ファーウェイ、Huawei)は22日、公式サイトで2019年第1四半期の業績を発表した。売上高は1797億元(約2兆988億円)で前年同期比39%増、純利益率は約8%で、前年同期比微増だった。

 ファーウェイによると、「情報通信技術(ICT)のインフラとスマートデバイスに焦点を当て、経営効率を継続的に引き上げ、経営の質を高めてきた結果、2019年第1四半期の業績は堅調なものとなった」としている。さらに、「全世界で5G商用化の大規模展開が始まり、ファーウェイの通信事業者向け事業が歴史的な発展のチャンスを迎えている」としている。

 同社が第1四半期の業績を発表するのは初めて。これまでは、年次報告書しか発表していなかった。

 第1四半期の報告書によると、ファーウェイは3月末時点で、世界の主要通信事業者との間で40件の5G商用契約を結び、7万局を超える5G基地局を世界各地へ出荷した。

 法人向け事業では、「デジタルプラットフォーム」を発表し、「ファーウェイ・インサイド」という新しいポジショニングを打ち出した。世界に先駆けて5G技術に対応した次世代無線規格「Wi-Fi 6」を商用化。第1四半期の出荷量は世界一になったとしている。

 コンシューマー向け端末事業では、第1四半期のスマートフォンの出荷台数は5900万台を超えた。

 クラウド事業では、万能型の「フルスタックAIソリューション」を提供し、現時点で100万を超える法人顧客と開発者がファーウェイのクラウドサービスを選択している。(c)東方新報/AFPBB News