【4月24日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは23日、第31節の延期分の試合が行われ、サウサンプトン(Southampton FC)のFWシェーン・ロング(Shane Long)がキックオフから7.69秒で先制点を奪い、同リーグにおける最速ゴール記録を更新した。試合はサウサンプトンが敵地でワトフォード(Watford FC)と1-1で引き分けた。

 キックオフ直後、ワトフォードDFクレイグ・キャスカート(Craig Cathcart)のクリアボールを体に当ててマイボールにしたロングは、GKベン・フォスター(Ben Foster)から冷静なループシュートを決めた。

 プレミアリーグにおけるこれまでの最速ゴールは、2000年のブラッドフォード・シティ(Bradford City)戦で当時トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に所属していたDFレドリー・キング(Ledley King)氏が9.82秒で決めた得点だった。

 新記録を打ち立てた32歳のロングは試合後、笑いながら「新記録なんだって?」と英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に話した。

「キックオフ直後のプレーから、相手にプレッシャーをかけたかった。100回中99回は防がれてしまうが、今回はうまくいった」

 サウサンプトンは先制に成功したものの、90分にアンドレ・グレイ(Andre Gray)に同点弾を決められ、ロングの歴史的なゴールが決勝点になることはなかった。しかし、勝ち点3を逃したものの、サウサンプトンと降格圏のポイント差は、3試合を残して6にまで広がった。

 ロングは「このような記録をつくるのは素晴らしいけど、これが決勝点だったらもっと良かった」と続けた。

 キング氏に次いでプレミアリーグ史上3番目に早いゴール記録は、2003年のマンチェスター・シティ(Manchester City)戦で当時ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)のFWアラン・シアラー(Alan Shearer)氏がマークした10.52秒。

 昨シーズンのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦では、トッテナムのクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が10.54秒で得点を挙げていた。(c)AFP