【4月24日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は23日、グループステージ第4節が各地で行われ、グループHの川崎フロンターレ(Kawasaki Frontale)はホームで蔚山現代(Ulsan Hyundai、韓国)と2-2で引き分けた。

 川崎はエースである小林悠(Yu Kobayashi)の得点で先制するも、朴鎔宇(Park Yong-Woo、パク・ヨンウ)とジュニオール・ネグラン(Junior Negrao)にゴールを決められ、前半のうちに逆転を許した。

 それでも82分、川崎は知念慶(Kei Chinen)のゴールで2-2に追いつき、しぼみかけていた決勝トーナメント進出の望みをつないだ。

 川崎は終盤に差し掛かるにつれて蔚山にプレッシャーをかけ、後半アディショナルタイム2分には小林がゴール前でフリーになり決定機を迎えるも、シュートはゴールポストをたたき得点にならなかった。

 同組の他の試合では、ホームの上海上港(Shanghai SIPG、中国)がシドニーFC(Sydney FC、オーストラリア)と熱戦の末に2-2で引き分けた。

 この結果、グループHでは勝ち点8の蔚山が首位に、同5の上海が2位に、同4の川崎が3位に、同3のシドニーFCが4位につけ、2試合を残して全チームに16強入りの可能性が残されている。

 グループFでは、ファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)監督が率いる広州恒大(Guangzhou Evergrande FC、中国)が敵地でメルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory、オーストラリア)と1-1でドロー。アジア王者に2度輝いている広州は、24分に先制するもわずか2分後に追いつかれ、同組の2位に転落した。

 また、サンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)は敵地で大邱FC(Daegu FC、韓国)に1-0で勝利。荒木隼人(Hayato Araki)が34分にマークした得点を守りきった広島は勝ち点を9に伸ばし、広州のドローに乗じて首位に浮上した。

 大邱FCを1ポイント上回っている広州は、2週間後に広島との大一番を迎え、来月22日の最終節では大邱FCと対戦する。(c)AFP/Peter STEBBINGS