【4月25日 Xinhua News】中国の生活情報サイト「58同城」はこのほど、「2019年第1四半期(1~3月期)中古車需要報告」を発表、8万元(1元=約17円)以下の中古車が人気が高いことが判明した。市場相場、利用者の好み、影響要因などから、プラットフォームの第1四半期の中古車市場全体を分析した。

 報告によると、8万元以下の中古車の供給量は54%、需要量は62%を占め、いずれも前年同期のレベルを上回った。うち価格帯5万~8万元の供給量は最大で、26%を占め、需要量は3万元以下が最大で、25%を占めた。

 消費者の排気量別購買傾向も報告で分かった。供給量では、排気量1.6~2.0Lの中古車は55%、1.0~1.5Lは28%を占め、需要量では、1.6~2.0Lは48%、1.0~1.5Lは29%を占めた。中小排気量自動車の供給量は高く、消費者に人気が高い。2.1~2.5Lの自動車供給量は10%、需要量は12%を占め、2.0L以下の需給量をはるかに下回った。多くの消費者は練習用または移動用、通勤用の目的で買うため、中小排気量の自動車がお気に入りだ。

 走行距離の短い中古車の需要量は大きい。うち走行距離が8万~12万キロの中古車は供給量で22%、需要量で28%を占め、12万~18万キロの場合、それぞれ8%、14%、1万~3万キロの場合は16%、12%を占めた。走行距離数と価格は反比例するが、走行距離数が臨界値を超えると、車両の安全性に影響があるため、8万~12万キロが高いコストパフォーマンスの限界となり、消費者は走行距離の短い中古車を買う傾向が強い。

 報告によると、ドイツ系、日本系の中古車は評価されることも分かった。うちフォルクスワーゲン(VW)、アウディ、BMW、ベンツなどのドイツ系は、供給ランキングと需要ランキングで上位。日本系も際立つ存在となり、ホンダ、トヨタ、日産はランキングに名を連ね、需給が相対的に釣り合っている。(c)Xinhua News/AFPBB News