【4月23日 AFP】フィリピン北部で22日、強い地震が発生し、首都マニラの北方では建物が少なくとも2軒倒壊して5人が死亡した。

 米地質調査所(USGS)によると、午後5時11分(日本時間同6時11分)に発生した地震の規模はマグニチュード(M)6.3。震源の深さは40キロだという。

 現地の地質学者らは、震央はマニラの北西約100キロに位置するカスティリェホス(Castillejos)だったとしている。

 パンパンガ(Pampanga)州知事が民放テレビ局ABS-CBNに明かしたところによると、同州の町ポラク(Porac)で4階建ての建物から3人の遺体が収容され、またルバオ(Lubao)でも、女性1人とその孫1人が圧死したという。

 同知事は、これまでに20人が救出されて病院に搬送されたものの、「4階建てのこの建物の中に取り残されている人がいるとみている」と話している。被害の規模については、現在調査が行われている。

 映像は、パンパンガ州にあるスーパーマーケットの倒壊現場での救出活動。22日撮影。(c)AFP/Cecil MORELLA