【4月22日 AFP】(更新)スリランカで21日に起きた教会や高級ホテルを狙った8件の連続爆発事件で、警察当局は22日、これまでに290人の死亡が確認されたと明らかにした。負傷者は500人を超えているという。

【図解】2012年以降に発生したキリスト教徒を狙った襲撃事件

 警察によると、犠牲者数は10年前の内戦終結後の事件では最悪の規模。今回の事件は、キリスト教の祝日イースター(復活祭)を祝う人々と外国人宿泊客が狙われたとみられている。

 
 警察は22日朝までに24人を逮捕した。犯行声明は出ておらず、政府発表によると捜査当局は襲撃犯に「外国とのつながり」があったかどうかを調べている。

 スリランカのキリスト教徒は人口の約6%と少数派で、過去にも攻撃の対象となったことがあるが、これほど凶悪な事件はこれまで起きていなかった。(c)AFP