【4月23日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)の広州(Guangzhou)税関はこのほど、記者会見で、今年に入ってからの絶滅危惧種と関連製品の密輸取り締まり特別活動に関する状況を報告し、111件の密輸を摘発したことを明らかにした。

 広州税関密輸取締局の鄭軍(Zheng Jun)副局長によると、容疑者23人を逮捕。象牙や犀角(さいかく)、乾燥タツノオトシゴの密輸品と、持ち込みが禁止されているセンザンコウのうろこやベニサンゴ、べっ甲など合計178.66キログラムを押収した。主に郵便や宅配便などの国際郵便貨物や旅行者の手荷物によって持ち込まれたものだという。

 象牙や犀角は、ワシントン条約の付属書で国際取引が禁止されている貴重動物製品であり、中国も1981年に同条約の締約国となり、これらの製品の貿易を禁止している。(c)Xinhua News/AFPBB News