【4月21日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2019)は20日、シングルス準決勝が行われ、ノーシードのドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)が7-5、6-1で大会第10シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)を破り、キャリア初の決勝へ駒を進めた。

 準々決勝で王者ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破ったメドベージェフに勝利した世界ランク48位のラヨビッチは、決勝で第13シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)と顔を合わせる。

 フォニーニは同日行われた準決勝で、モンテカルロ・マスターズで通算11度の優勝を誇る第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を6-4、6-2で倒した。

 風が吹き荒れる難しいコンディションで行われた一戦では、5-1と先手を取ったメドベージェフに対してラヨビッチが戦術を変えると、そこから立て直して10ゲームを連取。1時間に及ぶ第1セットを制して、第2セットも4-0とリードを握ると、そのまま試合時間95分で勝利を手にした。

 まだ今大会では1セットも落としていないラヨビッチは「最初は全くリズムがつかめずに1-5となって悪夢のようだった」「お互いにとって、まともにテニスをするのは無理だった」と振り返り、「まだ決勝に進んだ実感はないけど楽しんでいる」「決勝でプレーするのが待ち遠しい。誰が相手だろうと自分が完全に挑戦者になる」と話した。(c)AFP