【4月21日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2019)は20日、シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は4-6、2-6で第13シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)に敗れた。

 2015年にもクレーコートで2敗を喫したフォニーニに苦杯をなめたナダルは試合後、「クレーでは過去14年で最悪の試合の一つだった」「前向きな要素を見つけるのも難しい。負けるべくして負けた」と語った。

 また、今大会が膝のけがによる1か月の休養明けだった32歳のナダルは「やることは明確だったが、良い選手を相手にひどい試合をした。そうした状況では負けるしかない」と話し、「感覚も悪かったしタフな一日だった。けがから這い上がってきているところだし、メンタル面でも、この数週間での出来事を受け入れるのに苦労している」と続けた。

「全てが間違っていた。いつも最高のテニスをしたいと思っているが、ネガティブなことを受け入れる態勢もできていないといけない。きょうはマイナスの日だった」

 モンテカルロ・マスターズで通算12度目の優勝を狙った世界ランキング2位のナダルに番狂わせを演じたフォニーニは次戦、第10シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)を7-5、6-1で下したドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)とタイトルを懸けて対戦する。(c)AFP/Bill Scott