【4月20日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby 2019)は19日、第10節が行われ、サンウルブズ(Sunwolves)は後半に3トライを決められ、ハリケーンズ(Hurricanes、ニュージーランド)に23-29で逆転負けを喫した。

 W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)を半年後に控える中、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)のボーデン・バレット(Beauden Barrett)、ジョーディー・バレット(Jordie Barrett)、アーディ・サベア(Ardie Savea)の3人を休ませたハリケーンズは、序盤にサンウルブズの猛攻に苦しめられた。

 来季限りでスーパーラグビーから除外されることが決まった傷を抱えているサンウルブズは、試合開始6分でセミシ・マシレワ(Semisi Masirewa)が先制トライに成功すると、フライハーフのヘイデン・パーカー(Hayden Parker)が3本のペナルティーゴールを決めて大きくリード。パーカーはこの試合で6本中5本のキックを蹴り込んだ。

 サンウルブズはその後もパーカーが絶妙なクロスキックを出し、このボールをつかんだマレシワが豪快にインゴールへ跳び込むなど、前半を23-10で折り返した。

 しかし後半に入ると、2016年シーズンの王者で昨季もベスト4入りを果たしたハリケーンズが、ベン・ラム(Ben Lam)のトライで反撃を開始。さらに、チェイス・ティアティア(Chase Tiatia)とウェス・グーセン(Wes Goosen)のトライなどで大量19点を追加し、見事な逆転勝利で今季6勝目を飾った。

 一方、今季7敗目を喫したサンウルブズは、グーセンの勝ち越しトライにつながったプレーなど、またしてもラインアウトのまずいプレーが大きく響く結果となった。主将のダン・プライアー(Dan Pryor)は、「自分たちのゲームプランは最高だった」「自分たちが好調な日ならどの相手にも勝てるのに、集中力の欠如が簡単にトライを許してしまっている。それでは、どうしようもない」と悔しさをにじませた。(c)AFP