【4月19日 AFP】イングランド・フットボールリーグ1(3部)、フリートウッド・タウン(Fleetwood Town FC)のジョーイ・バートン(Joey Barton)監督が18日、バーンズリー(Barnsley)の指揮官に暴行したとして捜査対象になっている中、全ての疑惑に関して「きっぱり」と否定した。

 サウスヨークシャー州警察(South Yorkshire Police)は、敗戦を喫した13日のバーンズリー戦後、バートン監督が敵地オークウェル・スタジアム(Oakwell Stadium)の通路で起こしたとされる事件を捜査している。

 バートン監督は自身のツイッター(Twitter)に、「13日のバーンズリー戦後に起きたとされる事件に関して、私は全ての疑惑をきっぱりと否定する」「この問題が正式に解決していない状況を踏まえ、これ以上のコメントをすることは不適切であると考える」と投稿した。

 これに先立ちバーンズリーは16日、イングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)と英サッカー協会(FA)に対し、この事件に関して正式な抗議に踏み切った。同クラブは4-2で勝利した問題の試合後、ストライカーのコーリー・ウッドロー(Cauley Woodrow)が、バートン監督がチームを指揮するダニエル・シュテンデル(Daniel Stendel)監督に襲い掛かっていたとツイートした。

 この投稿は後で削除されたが、ウッドローはドイツ出身のシュテンデル監督が「顔から血を流している」とつづっていた。さらにテレビの映像では、スタジアムの駐車場を後にしようとして警察官に制止されているバートン監督の姿が確認された。

 現在36歳のバートン監督は、マンチェスター・シティ(Manchester City)などでプレーしていた現役の頃から数々の暴行問題を起こしてきた。2008年には故郷のリバプールで深夜に男性1人と少年1人に対する暴行事件を起こし、禁錮6月を命じられると、同年7月にはチームメートを練習中に殴った罪で禁錮4月の判決を受けた。

 また2006年から16年まで1260回にわたりサッカー賭博を行い、2017年にFAから18か月間のサッカー活動禁止処分を受けて現役生活が閉ざされた。(c)AFP