【4月19日 AFP】米国防総省のパトリック・シャナハン(Patrick Shanahan)長官代行は18日、先に北朝鮮が公表した兵器の発射実験について「弾道ミサイルではない」との見解を示し、米軍の姿勢に変更はないと述べた。

 シャナハン氏は国防総省でアルバニア国防相との会談に臨んだ際、記者団に対し「実験は実施された」と語った。

 同氏は米情報当局が行った調査結果について詳細は明らかにしなかったものの、「弾道ミサイルではない」と言明。「われわれの姿勢あるいは作戦に変更はない」と述べた。

 これに先立ち北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が「強力な弾頭」が装備された新型戦術兵器の発射実験を視察したと報じ、この兵器の開発は同国の軍事力に「非常に重大な意味」を持つと称賛した。

 専門家らによると、実験が行われた兵器は小型の対戦車ミサイルから迫撃砲まであらゆる可能性が考えられる。韓国の高官は、同国では弾道ミサイルを示唆するものは確認していないと述べた。(c)AFP