【4月18日 AFP】アルゼンチン西部で10体近い恐竜の化石が発見され、2億2000万年前に生息していた恐竜であることが分かった。調査チームが17日、発表した。

 サンフアン大学(University of San Juan)の古生物学者、リカルド・マルティネス(Ricardo Martinez)氏によると、発見された化石は約2億2200万年前のもので、「われわれがほとんど知らない時代」に属しているという。

 マルティネス氏は「少なくとも7体か8体が哺乳類の祖先であるディキノドン類で、雄牛ほどの大きさであることから、今回の発見は二重の意味で重要だ」と指摘。巨大クロコダイルの祖先の可能性がある爬虫(はちゅう)類、主竜類の化石もあり、これについては「未知の」領域だと語った。

 化石は首都ブエノスアイレスから西方約1100キロにあるサンフアン(San Juan)州で、昨年9月に発見されていた。

 アルゼンチンでは長年にわたり三畳紀やジュラ紀、白亜紀の化石が多数発見されている。(c)AFP