【4月19日 Xinhua News】エアバス(青島)ヘリコプターH135組み立てラインが17日から、中国山東省青島市で稼働し始めた。このラインで組み立てた1機目のヘリコプターは今年下半期にラインオフする。

 エアバスによると、エアバス・ヘリコプターズが欧州以外に置いた初のH135組み立てラインだという。今後、エアバスは中国企業との協力パートナーシップを強化し、工業分野での協力を拡大していく構えだ。

 「中国は世界で最も潜在力のあるヘリコプター市場であり、中国による航空産業の推進は、ヘリコプター産業の明るい未来につながる。エアバス・ヘリコプターズは組み立てラインを中国に置いたが、これは中国の協力パートナーや中国市場との長期的な協力のためのコミットメントとアクションだ」と、エアバス・ヘリコプターズ(中国)の魏薇(Wei Wei)社長は語った。

 エアバス・ヘリコプターズは2016年、中国の協力パートナーとH135計100機受注契約を交わした。エアバス(青島)ヘリコプターH135の組み立てラインは2017年に着工した。

 この組み立てラインで造った1機目のヘリコプターは2019年下半期にラインオフする。稼働初期の年産は18機だが、将来は2倍となる見込みだ。

 現在、エアバスのヘリコプター300機余りが中国で利用されており、中国民間ヘリコプター市場の約4割を占める。エアバスは、緊急医療や公共サービス、近海風力発電の急展開などに伴い、中国では、今後20年、軽量双発ヘリコプター約600機が必要になると予測している。(c)Xinhua News/AFPBB News