【4月18日 AFP】サッカーエジプト代表のスター選手であるモハメド・サラー(Mohamed Salah)が、17日に公開された米誌タイム(Time)とのインタビューの中で、イスラム世界における女性の扱われ方に変化が必要だと語った。

 イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)でプレーする26歳のサラーは、スポーツ界から男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)や米プロバスケットボール(NBA)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)、女子テニスの大坂なおみ(Naomi Osaka)らと共にタイムが選ぶ毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」に選出された。

 近年、自身の男女平等に対する考え方が変わってきたというサラーは、「私たちの文化では、女性に対する扱いを変えないといけないと思う」「するか、しないかという話ではない」と話した。

 また、「私の文化や中東における」女性に対する扱いが、ジェンダー問題に関する自身の意見を変えたとし、「前よりも女性をサポートしている。彼女たちは、今よりもっとふさわしい扱い方をされるべきだと思うからだ」と付け加えた。

 2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)で、エジプト代表を1990年以来となる本大会出場に導いたサラーは母国のアイコン的存在であり、2017年から2年連続でアフリカの年間最優秀選手に選ばれているほか、昨シーズンはリバプールでの活躍が評価されてイングランド国内の年間最優秀選手にも輝いた。(c)AFP