【4月18日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2019)は17日、シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は6-1、6-4でフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)を下し、復調への糸口をつかんだ。

 モナコに居を構える21歳のズベレフは、昨年大会で準決勝に勝ち進んでいるが、今シーズンは波に乗り切れていない。先月のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)とマイアミ・オープン(Miami Open 2019)に加え、前週のハッサン2世グランプリ(Grand Prix Hassan II 2019)でも早期敗退に終わった。

 しかし、この日は先月のマイアミ・オープンで大躍進を果たし、1年前は175位だったランキングを33位にまで急上昇させている18歳のオジェ・アリアシムを抑え込み、その流れも変わり始めているかもしれない。

 3回戦では、ジル・シモン(Gilles Simon、フランス)の負傷棄権で勝ち上がった第13シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)と顔を合わせるズベレフは「本当に体調が良いと感じられているのは今季初めてかもしれない」「良い練習ができていたが、これまではそれを試合で出せていなかった」と語った。

「家はここから500メートルしか離れていないし、コートでの感触も良い」「テニスが良くなってきていると感じる。クレーシーズンへの準備は万端だ」

 同日行われた試合では、第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が6-3、7-5でミハイル・ククシキン(Mikhail Kukushkin、カザフスタン)を下し、3回戦進出を決めている。(c)AFP