【4月18日 AFP】米コロラド州のコロンバイン高校(Columbine High School)で1999年に起きた銃乱射事件に傾倒し、当局が危険な人物とみなして行方を追っていた18歳の女が、同州デンバー近郊で遺体となって発見された。銃で自殺したとみられる。当局が17日、発表した。

 メディア報道によると、ソル・パイス(Sol Pais)容疑者の遺体はデンバー近郊にあるエバンス山(Mount Evans)の麓付近で見つかった。当局はこれに先立ち、パイス容疑者がフロリダ州からコロラド州に移動し、ポンプ連射式の散弾銃と銃弾を購入したことを受け、大規模な捜索活動を開始し、同州デンバー周辺では学校の閉鎖措置が取られた。

 懸念が高まった背景には、今月20日がコロンバイン高校乱射事件からちょうど20年となることもあった。生徒12人と教師1人が死亡した同事件は発生当時、米史上最多の死者を出す学校銃乱射事件となり、その後の米国では学校や公共施設での同様の事件が相次ぐようになった。(c)AFP/Javier TOVAR