【4月17日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2019)は16日、シングルス2回戦が行われ、大会第7シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)はギド・ペラ(Guido Pella、アルゼンチン)に3-6、7-5、1-6で敗れた。

 2時間超えの試合を落としたチリッチは、4回戦で敗退した1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2019)後に1勝しか挙げられていない。

 これが11年連続のモンテカルロ・マスターズ出場だったチリッチは、過去4シーズンで準々決勝に3度進んでいた。

 一方の左利きのペラは今季、ブラジル・オープン(Brasil Open 2019)を制して欧州でのクレーコートシーズンに臨んでいる。これで今年のクレーコートでの戦績は13勝3敗となった。

 また、2014年大会王者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は昨年の全仏オープン(French Open 2018)で4強入りした第11シードのマルコ・チェッキナート(Marco Cecchinato、イタリア)に6-0、5-7、3-6で逆転負け。第8シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)も予選勝者のロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego、イタリア)に6-7(4-7)、4-6で屈した。

 1回戦の試合では、ワイルドカード(主催者推薦)のフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)が、ファン・イグナシオ・ロンデロ(Juan Ignacio Londero、アルゼンチン)を7-5、7-6(7-5)で下し、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が待つ2回戦へ駒を進めた。

 先月行われたマイアミ・オープン(Miami Open 2019)で、予選から準決勝にまで勝ち上がった18歳の新鋭オジェ・アリアシムは、昨年モンテカルロ・マスターズに出場した際は世界ランキングで175位だったが、現在は33位にまで順位を上げている。

 オジェ・アリアシムは「どうなるか分からなかったから、マイアミ・オープン後の最初の試合で勝ててとてもうれしい」とコメントした。(c)AFP/Bill SCOTT