【4月17日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2019)は16日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)に大苦戦を強いられながらも6-3、4-6、6-4で勝利し、初戦を突破した。

 直近の四大大会(グランドスラム)を3大会連続で制し、世界ランキング1位に立つジョコビッチだが、この日はダブルフォールト8本や4回のサービスブレークを許し、第2セットではラケットをコートにたたきつける場面もあったが、今季のクレー初戦での敗戦を逃れると、ほっと胸をなで下ろした。

 ジョコビッチは「難しい試合で、ブレークが数多くあった(第2セットから第3セットにかけて8ゲーム連続)」「すごく波があったし、最高にきれいな試合というわけではなかった」とコメントした。

「彼は良いプレーをしたが、勝ちは勝ちだ。タフなクレー初戦だった」「動き方を思い出さないといけなかったし、こういう試合になることは予想できた。コートに長くいられたのは良かったんじゃないかと思う」

 ジョコビッチは3月のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)3回戦でもコールシュライバーと当たり、苦杯をなめていたが、2連敗は避けた。

 モナコに自宅があるジョコビッチにとって、モンテカルロ・マスターズは14年で13回出場している「ホーム」大会。2013年と2015年に優勝し、準優勝も2回経験している。(c)AFP/Bill SCOTT