【4月16日 AFP】フランスの首都パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で15日に発生した火災について、セルビアの大衆紙2紙が同日夜、「神罰」だとする見出しを掲載した。

 大衆紙のアロ(Alo)とインフォーマー(Informer)の電子版は、今回の火災を、昨年の第1次世界大戦(World War I)終結100年の記念式典で、同大聖堂にコソボの旗が掲げられたとするツイッター(Twitter)の投稿と関連付け、「神罰が下った」と記した見出しを掲載。

 アロは、今回の火災が1990年代のコソボ紛争における「セルビア人の犠牲者に唾を吐いた」ことに対する罰だとした。しかしいずれも政権に近い両紙は、後に記事を取り下げた。

 セルビアはコソボの2008年の独立宣言を認めておらず、諸外国がコソボを独立国家として承認することに敏感な反応を示してきた。(c)AFP