【5月1日 CNS】中国・甘粛省(Gansu)蘭州市(Lanzhou)の馬正徳(Ma Zhengde)さんは、「儺」(Nuo)という古くから伝わる災厄払いの儀式に使う追儺(ついな)面を、17年間で計2000個以上製作してきた。

 明代の長編小説「封神演義」の登場人物から、中国四大名著と呼ばれる「三国志」「西遊記」「水滸伝」「紅楼夢」の主人公たちや民間伝説の中の人物まで。馬さんは、製作する面について詳細に歴史資料を読み、民間に伝わる物語を研究し、まず面で何を表現するかを決める。

 その後、デザインや木材の乾燥、磨き、色づけなどを行う。面作りの各工程には厳格な要求がある。追儺面は種類が多く、造形もそれぞれ異なるが、材料はどれもヤナギとクスノキが使われている。出来上がった面は豪放で素朴ながらも、重々しさや華麗さも感じられる。

 追儺面は災厄を払う儀式や踊り、寓話(ぐうわ)劇に用いられ、中国の「追儺文化」の重要な構成要素だ。(c)CNS/JCM/AFPBB News