【4月17日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は16日、準々決勝第2戦が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を3-0で下し、2戦合計4-0で4強入りを果たした。

 アウェーのユナイテッドは立ち上がりこそ良かったものの、二つのミスからリオネル・メッシ(Lionel Messi)に4分間で2得点を決められた。DFアシュリー・ヤング(Ashley Young)の軽率なボールロストからメッシに先制点を許すと、2失点目の場面では威力に欠けたメッシのシュートがGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)の股の下を抜けていった。

 バルセロナはその後、ともすれば今季最高のパフォーマンスを見せたフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)が3点目をマーク。完敗を喫したユナイテッドは、この日の0-3、そして2戦合計0-4というスコア以上に点差が開かなかったことに安堵(あんど)しているかもしれない。

 バルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は「相手が非常に力強い出だしを切ったから、最初の5分は難しかった」「でもその後の85分は悪くなかった」とコメントした。

 最後にチャンピオンズリーグで優勝した2015年以来となる決勝進出を目指すバルセロナの準決勝の相手は、FCポルト(FC Porto)との準々決勝第1戦を2-0で制しているリバプール(Liverpool FC)になる可能性が高い。

 ユナイテッドは序盤に二つのミスを犯したことで、この日の主役の座をメッシに渡してしまい、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)戦のような大逆転を再現するというかすかな望みを絶たれた。

 ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、「これまでも一夜で変わることはないと話してきた」「これからの数年でバルセロナなどのチームのレベルに達するには、大変な努力が必要になるだろう」と話した。 (c)AFP/Thomas ALLNUTT