【4月16日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は15日、ブラジルサッカー連盟(CBF)元会長のジョゼ・マリア・マリン(Jose Maria Marin)氏(86)に永久追放処分を科したと発表した。

 マリン氏は、2015年に多くの逮捕者を出してサッカー界に衝撃を与えた贈収賄スキャンダルに関与した主要人物の一人だった。

 主要大会の放映権契約と引き換えに、スポーツマーケティング会社から約660万ドル(約7億3800万円)の賄賂を受け取ったとして、米ニューヨークの裁判所からすでに禁錮4年の有罪判決を受けていたが、今回のFIFAの倫理委員会による処分により、サッカーに関わる活動への参加が完全に不可能になった。

 FIFAの倫理委員会は発表の中で、マリン氏はさまざまな収賄の計画に関与していたと明かし、「同氏はサッカーに関する国内外のすべての活動(経営面や競技面、またその他を含む)を行うことができない」と記した。(c)AFP