【4月16日 AFP】中国の今年第1四半期の経済成長率は6.3%で、減速が続いていることがAFPのアナリスト調査で明らかになった。

 経済学者13人による調査結果は、24日の中国国家統計局による国内総生産(GDP)の公式発表に先駆けて公表された。世界第2の経済大国である中国の四半期の成長率が、過去30年近くで最も停滞していることが示された。

 ただし、2018年の経済成長率6.6%からは減速しているものの、政府が今年の年間経済成長率目標としている6.0~6.5%の範囲内には達した。

 停滞する世界需要と米中貿易戦争による打撃への対策として、中国政府は十分に試行された景気対策に頼らざるを得ない状態にある。

 中国政府はここ数か月、景気の下支え策を強化しており、苦境にあえぐ企業への支援として大規模減税やその他の負担軽減策を発表している。(c)AFP/Lillian Ding with Lianchao Lan in Shanghai