【4月15日 AFP】自転車ロードレースのワンデークラシック、パリ~ルーベ(Paris-Roubaix 2019)は14日、仏パリ郊外のコンピエーニュ(Compiegne)からルーベ(Roubaix)間の257キロで行われ、ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のフィリップ・ジルベール(Philippe Gilbert、ベルギー)が優勝を果たした。

 カチューシャ・アルペシン(Team Katusha Alpecin)のニルス・ポリッツ(Nils Polit)はゴール前でのスプリント勝負に敗れ2位に、またジルベールの同胞でチームメートでもあるイブ・ランパルト(Yves Lampaert)が3位に入った。

 残り55キロメートル付近で、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)の前年王者ペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)ら6人が抜け出したが、終盤の石畳区間でジルベールとランパルトがサガンを振り切った。

 元世界王者ジルベールは、今回の勝利によって「モニュメント」と呼ばれるワンデークラシックの五大レースのうち四つを制覇。ジルベールはこれまでにロンド・ファン・フラーンデレン(Ronde van Vlaanderen)、ジロ・デ・ロンバルディア(Giro di Lombardia)、リエージュ~バストーニュ~リエージュ(Liege-Bastogne-Liege)を制しており、これで優勝できていないのはミラノ~サンレモ(Milan-San Remo)だけとなった。

 2017年に地元の熱狂的なファンの前でロンド・ファン・フラーンデレンを制した際にジルベールは、モニュメントの達成について「それを目指して努力する」と語っていた。

 ポリッツとジルベールは、ランパルトに30秒差をつけ象徴的なルーベの自転車競技場に突入。最終ラップに入り互いに視線を合わせると、観客は激しく歓声を挙げた。ジルベールは残り50メートルでポリッツを引き離すと、感動に包まれる中ゴールした。

 序盤に先頭集団をけん引し、サガンを失速させた36歳のジルベールは「本当に格別だ。果敢に攻め、それが功を奏した」と振り返った。

 また、ミラノ~サンレモで優勝する可能性や来年行われる東京五輪に挑戦する見込みについて問われたジルベールは、笑いながら「テレビで見ているだろう」と冗談で応じた。(c)AFP/Damian MCCALL