【4月15日 AFP】19F1第3戦中国GP(Chinese Grand Prix 2019)は14日、決勝が行われ、1コーナーでチームメートのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)からリードを奪ったメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、F1通算1000回目のレースで完勝した。

 2番手スタートから最後は2位のボッタスに約6.5秒差をつけた王者ハミルトンにとっては、これが中国GPで通算6勝目。今季2連勝を飾り、ドライバーズ選手権でも首位に浮上した。ハミルトンは「GP1000レース目でのワンツーは(メルセデスにとって)特別。スタートで決まり、あとは皆さんが見た通りだ」と語った。

 フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が3位に入り、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が4位、フェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が5位に続いた。6位はレッドブルのピエール・ガスリー(Pierre Gasly)、7位はルノー(Renault)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)だった。

 以下、8位にレーシングポイント(Racing Point)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、9位にアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)、10位にトロ・ロッソ(Toro Rosso)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)が続いた。

 ボッタスに0.023秒差でポールポジションを譲った予選後は「マシンにてこずった」と話していたハミルトンだが、迎えた決勝では同僚の出遅れを生かしてスタートで先頭に立った。3戦目を終えて総合首位の座を明け渡すことになったボッタスは「正直に言ってスタートで負けた。スタートラインでホイールスピンがあった」と明かした。(c)AFP